~ 皆さまの安心を支えるために、日々の研鑽を欠かしません~

行政書士は「街の法律家」として、暮らしや事業に関する多様な手続きを支援する専門職です。しかし、その役割は資格を取得した時点で終わるものではありません。社会のニーズや法制度は常に変化しており、学び続けることこそが、依頼者の期待に応えるために欠かせない姿勢だと考えています。

行政書士法第13条の2には、次のように定められています。
「行政書士は、その所属する行政書士会及び日本行政書士会連合会が実施する研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。」

つまり、研修を通じて資質を高めることは行政書士の責務です。私自身も今年6月末の新規登録以来、これまでに10回以上の研修に参加してきました。平均すると2週間に1回以上という高い頻度で研修を受け、学びを積み重ねています。

神奈川県行政書士会の研修では、会の組織や「コスモス成年後見サポートセンター」「ADRセンター」「政治連盟」といった関連組織の役割を学ぶとともに、許認可業務・国際入管・相続業務など、実務に直結する内容が取り上げられました。さらに支部会研修では、金融機関の専門家を招いて事業計画や融資・補助金制度について学んだほか、生成AIの業務活用やデジタル手続き、成年後見制度の基礎にも触れる機会にも恵まれました。加えて、日本行政書士会連合会の研修では、特定行政書士制度についての学習にも取り組んでいます。

こうした学びを通じて実感するのは、行政書士に必要なのは単なる「法律知識」ではなく、依頼者の状況に応じて制度を理解し、具体的な解決策へ結びつける力だということです。相続・終活や入管申請等をはじめとする民事法務や、事業支援のための許認可業務などの企業法務、幅広い分野で最新の知識を吸収し続ける姿勢が求められています。

研鑽は自己満足ではなく、地域の皆さまに安心を届けるための土台です。学び続けることは「街の法律家」としての務めであり、同時に誇りでもあります。これからも変化する社会に応じて柔軟に対応し、信頼して相談していただける行政書士であり続けられるよう、努力を重ねてまいります。

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